背筋がぞくっとする怖い話は?
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このブログでの怖い話シリーズは7月にもう終わってるんだけど、
〆ということでもう一つ・・・
この話は那須高原に遊びに行った時のこと.
東京を出る時には晴天で、お出かけ日和だったのに
那須につく頃には小雨が降っていた。
雨だから宿に早く行こうなんて言葉は、お~ちゃんにはない。
結局、行き当たりばったりに何か見たいものを探す。
「あっ、ダムあるよぉ~。行ってみる?」その言葉が全ての元凶だった。
クネクネと曲がりくねった細い道を走る。だんだん、暗くなってくる。
ダムのある方に向かってるから当然だけど
片方は山、片方は崖(川)そして、トンネル・・・
急にしゃべらなくなったお~ちゃん。
「つきぃ、バックミラー覗ける?」
「覗けるけど、覗きたくない~」
「どして?」
「ど~しても!」
「やっぱ、なんかいる?」
「たぶん。」
Uターンする場所はどこにもなく、ただひたすらダムサイトに急ぐあたし達。
ダムサイトに着いて・・・・あらためて、さっきの会話を始める。
「何がいた?」
「トンネルの手前から『お願い、助けて。』って女の人の声がして
肩つかまれたの・・・気がついたら後ろのシートにいたのぉ。」
「えっ?マジ?」
「まじ。雨に濡れてびしょ濡れ泥だらけの女の人・・・すごい形相だった。」
「肩濡れてる気がする・・・あざ、ない~? お~ちゃんも女の人?」
「俺、濡れて泥だらけの女の子。」
「曲がったらいきなり車の前にいて、すげーびっくりしたよぉ。」
「泣きながら『おいてかないでぇ~』ってついてくるのがバックミラーで見えてさ・・・」
「窓閉まってるのに声聞こえるし、スピード出しても距離変わんないからあせった・・・」
「ひ~っ。」
それから二人できる限りのスピードで帰ったのは言うまでもありません。
しかも、そこの駐車場にいた帰りがけの人に理由を話し
「一緒に帰ってください。」とお願いしました。
その後、テレビでそこのダムができる原因になった洪水の話を偶然見ました。
川のほとりに数軒のおうちがあって、
寝ている時にいきなり濁流に襲われたそうです。
お母さんは子供が濁流にのまれいなくなったのを探し回って
途中で力尽きておぼれて亡くなったとのこと。
遺体が発見されたのがトンネルあったとこの下の方でした。
何かの碑が立ってると思ったのは「それ」だったのでしょうか?
ちなみに子供はトンネルからちょっといった緩く蛇行したとこで
遺体が見つかったとのこと
トンネルからそこまで何百メートルもなかったと思います。
あの二人は今でも雨の日はお互いを探し回っているのでしょうか?
昨日、この話をアップしようと思ったのですが
台風だったので冗談にならないと思ってやめました。
自然の被害で人が死ぬのはこりごりです。。。
そんな災害が二度と起こらないといいですね